11月25日(土)
『なかのアクション福島子ども保養プロジェクト』
今年の保養キャンプ報告会を「トークライブ」として開催。

◆映画監督・鎌仲ひとみさん 
「カノンだより」上映&トーク

◆福島のNPO法人「シャローム災害支援センター」吉野裕之さん
「放射能測定から見える福島の現状」 

お二人とも、私たちが保養キャンプをスタートする時から話を聞かせて頂いたり励ましてもらったりと身近でありがたい存在です。 

キャンプ地の南房総市「結の会・南房総」からも3名駆けつけてくれました。 

(鎌仲さん)
●保養キャンプをする団体は全国に約200。数はどんどん減っている。
●甲状腺ガンを発症することはもちろんだけれど、学校内で首元を見れば「あの子手術したんだ……」と誰でも分かる。が、それを口にしてはいけないと皆理解している。
そういうことが子どもたちの心の成長に大きく影響している。
●福島ではヨウ素剤は準備してたが国の指示がなく配布せずに終わった。双葉町では井戸川町長の判断で配布。双葉は線量高いが、甲状腺がんひとりも出ていない。 

(吉野さん)
●1メートル、50センチ、10センチで測定しているが市民が集う公園でも場所によっては1マイクロシーベルトある。
 「福島測定」「公園測定」「通学路測定」で検索すると結果が見られるようになっている。
●福島県内は除染が進み全体としては線量低くなってきているが、除染対象ではない茨城県北部など高いまま。
●血友病患者がエイズになった時、川田龍平さんが立ち上がったが、甲状腺がんの子どもの場合見えてこない。 

お二人からは興味深い話をうかがい充実した時間となりました。
(現在記録作成中) 

 

若手スタッフに進行やキャンプ報告を任せてみました。
 持ち味を生かし立派に任務遂行。物販やカフェコーナーでも活躍してくれました。キャンプの時同様、頼りになる若者たちです。 

トークライブ後、首都圏で保養キャンプをしているグループの交流会と、「トークライブ打ち上げ」が2か所で開かれました。
交流会はここ数年、私たちの報告会後に中野で開催するようになっています。関西からも来てくださり、今年も20名以上が集うことができました。 

打ち上げには鎌仲さんも吉野さんも来てくださり、スタッフ・来場者にはざっくばらんに話ができたととても喜ばれました。

 鎌仲さん、吉野さん、ありがとうございました。 

トークライブも交流会も、椅子を追加で用意したほどの参加があり、主催した私たちが励まされ、皆さんの熱心さと優しさに感謝した一日でした。